かぶれ、かゆみがあるとき、ふだんの食事ではどんなことに気をつければよいですか?
お酒や香辛料のきいた食事をとると、体温が上昇し、かゆみを強く感じるようになります。かゆみが強くなると無意識に皮膚を掻き、そこから細菌が増殖して症状を悪化させる恐れもあります。発汗時期には味の濃いもの、刺激物、スパイスは取りすぎないようにし、食事と一緒に水分を多めに摂取するなどの注意が必要です。また、生で食べるよりは温熱処理をするほうがアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)は変性してアレルギーを起こしにくくなります。
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皮膚に掻き傷があるときは、清潔にするためにしっかり入浴した方がよいですか?
清潔を保つためにも、お風呂に入って体を洗うことは必要です。ただし、皮膚の状況により皮膚に刺激を与えないような入浴方法を行ってください。湯船につかって
汗を出すことも皮膚能力維持に大切なことです。
強い圧力でシャワーすることを好む方が多いようですが、皮膚に刺激を与え引っかいていることに類似する行為で好ましくありません。
冬は乾燥対策に低刺激洗浄剤、夏は細菌対策に殺菌作用のある洗浄剤を使用するなど、季節や皮膚症状により洗浄剤を工夫することも必要です。皮膚の洗浄にはナイロンタオルやスポンジは使用せず、洗浄剤の泡を使い自分の手でやさしく洗うようにしましょう。
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